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当店のオーダーシューズの特徴

パターンオーダーでは対応できない、きめ細やかな対応が可能です。

足の形は十人十色、千差万別、長さと幅だけで分類できるほど単純ではありません。

たとえば同じ(25.5cm EEE)の人でも、指の長さ、土踏まずの高さ、かかとの形、足にトラブルが有ったり、履き心地の好みやデザインまで考えると、自分にぴったり合った靴を探すことは本当に大変なことです。

当店でのオーダーメイドシューズなら、脚の採寸と状態の把握、デザインのご相談
素材の選択、仮合わせを実際に靴を作っている靴職人自らが行ないますので、履き心地、歩きやすさへのこだわり、デザインや細部へのこだわり、お客様お一人お一人の声をダイレクトにお聞きし、ご希望に沿った靴をお客様とご一緒に作っていくことができます。

また、靴の骨格になるような、見えない部分での素材や作りもしっかりしていますのでメンテナンス、修理を行いながら、長くはいていただくことができます。

オーダーシューズが出来るまで

1.お電話でのお問い合わせ

オーダー靴の目的やご希望、不明な点など、遠慮なくご相談ください。

ワンポイントアドバイス

「ご自分の足の状態を日ごろから気にかけて、いつも同じところが痛い、靴擦れするなどがあればお教えください。
細かな点にまでこだわりが有る場合は遠慮なく相談してください、お聞きしていないことに関しては完成後や仮合わせ後の変更はお受けできない、または変更の料金が発生することがあります。」

2.​ご来店・ご相談

なるべく事前にご来店の日時をお教えください。

​訪問も致しますのでお気軽にお問い合わせ下さい。

​その際は往復の交通費をご請求させていただきますので

​御了承下さい。

3.採寸

採寸台に立っていただき、必要な箇所の採寸と、足の状態などを見せていただきます。

ワンポイントアドバイス

「採寸は靴下を履いた状態で行いますので、靴下持参でお願いいたします。
足のお写真などを撮影させていただくこともあります。」

4.皮革・デザイン決定

ご希望のデザインや素材をお聞きし、アドバイスを交えご相談します。

ワンポイントアドバイス

「靴のデザインはシンプルなもの、定番のデザインからお客様のご希望のデザインや中にはお客様自らデザインされたものなど多彩にわたります。
どのようなデザインの靴がよいのか、どのような場面ではきたいのかなど、あらかじめ考えをまとめてご来店いただくとスムースに進められます。
当店で製作した靴の写真や本を見ながらデザインのご相談を進めてゆきますが、見本靴やお写真・イラスト雑誌の切り抜きなどををお持ちいただくのも良いでしょう。」

5.制作

ラスト(木型)の修正

当店手持ちのラストの中から、ご希望に沿ったものを選び、採寸のデータをもとに調整してゆきます。
お客様専用のラストを製作することも可能です。

設計・型紙作成

調整ができたラストに靴の形の線を引き、型紙を製作してゆきます。立体を平面に映す作業は皮革の伸び方向を考慮に入れ、釣り込み作業での引っ張り、伸びを考えながらまた、縫い目や繋ぎ目の位置、デザインのバランスを考えながら慎重に設計、型紙製作をします。

手縫い

​デザイン・製法により手縫いで製作をいたします。

(その際別途製作料をいただいております。)

裁断

型紙に合わせて皮革を裁断してゆきます。型紙の通り裁断すれば良いということではなく、みみ折やはり込みの部分をそれぞれの分量で残しながら、各パーツに最適な部位、伸びの方向を考えながら裁断してゆきます。

皮をすく・みみ折り

皮革の裁断面を革漉き機を使って薄く漉き、折り返し、裁断面がそのまま出ないようにします。

縫製

張り合わせた部分をミシンで縫製していきます。
端からほんの1~2mmのところを、幅をそろえ、2本のミシンをかけるには熟練が必要です。

6.釣り込み

ラストに被せて、専用道具でピッタリ張り付くように釣り込んでいきます。
シワやダブ付きが出ないよう、特に先とカカト部分をシワをとりながら釣り込んでいくには熟練が必要です。

ワンポイントアドバイス

「仮あわせの時点では、底が付いていないので、靴は軽く柔らかですが、底が付き完成すると、仮あわせ時より硬く重くなります。」

7.微調整

仮合わせ

釣り込み後、数日置いてラストを外し、仮のカカトをつけた状態で仮合わせをします。ゆるい、きつい、当たる所や違和感がないか?、などをチェックします。
必要に応じて、再度釣り込みなおし等をします。

底付け

底の素材を整形し、靴の底が付く部分を削って平らにして接着剤で張りつけます。革底のマッケイ製法・ウエルト製法の場合はこれよりずっと手の込んだ工程があります。

仕上げ

中敷や紐をつけて、製造工程で付いた汚れを取り、熱風機や革用アイロンを使ってシワを伸ばして、靴墨で磨いてゆきます。

8.完成

ワンポイントアドバイス

「完成時にピッタリだと思っても、長く履いてみて痛いところが出てきたり、緩く感じたりと実際に長時間履いていただかないとわからないこともあります。
そういった場合もご遠慮なくご相談ください。」

お渡し時にも一度履いていただき、最終チェック、調整をします。郵送することもできます。

プレオーダー・お問い合わせ

この度は、夛田製靴店をご覧頂きまして、誠にありがとうございます。

現在、工房移転中によりHP並びにSNSお電話での新規ご注文を一時休止しております。

ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。

※ご質問等は、メールフォームよりお願い致します。

 内容確認後の返信になります。
※時期によっては返信にお時間がかかることもありますのでご了承ください。

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よくある質問

Q.遠方なのでなかなか大阪まではいけませんが、自分で採寸してオーダー靴を作ることはできますか?

基本的にはできません、当店に来ていただくのがベストです。
簡単な採寸ならご自分でもできるでしょうが、採寸がうまく出来ていたとしても、足の寸法だけを見ても、お客様に合った良い靴はけっして出来ません。
やわらかい、しっかりした、肉付きの良いといった足の状態や、履き方の好み、癖、痛みが無いか?、どんな場面で履くか、どのような靴が希望なのか?といったように、直接お会いして、履く方をイメージしながら靴作りを進めてこそ、本当の意味でそのお客様に合った靴が出来ると思います。
たとえコンピューターで正確に採寸しても、それだけではぴったりと合った靴を作ることは出来ません。
展示だけなので足には合っていなくても良いなど、特殊な場合はご相談ください。

Q.一足作ってうまく合えば、2足目以降は採寸や仮合わせをしなくても、作れますか?

採寸は、採寸のデーターを残してありますので、必要ありません。
採寸から時間がたっている場合など、再度の採寸が必要になってくることもあります。
仮あわせは、同じデザインでラストを残してある(専用ラストがある)場合なら必要ありません、が、デザインや革の質が変われば、仮合わせはその都度、行うのが基本です。
遠方でなかなか来店できないという場合は、仮合わせの状態までを採寸データーを基に製作し、ご自分で仮合わせのチェックをしていただくことも可能です。(足の状態やデザインによります)

Q.某メーカー製靴と同じものを、足に合わせて作ってほしい。

素材の種類や質、製法、ノウハウなど、すべてを同じようには出来ません。
靴作りの素材や技法は大変多く、特殊な技術や機械が必要であったり、メーカー独自の材料や技法も多くあります。  当方なりに出来るだけ似たような雰囲気になるよう、努力します。

Q.革以外の素材の靴や、革靴以外の靴を製作できますか?

基本は素材は革しか扱っていません。
中には、布での製作も経験がありますが、素材により製作できる場合と出来ない場合があります。
その場合、素材はお客様自身でご用意ください。
(ビニール、合皮、薄く柔らかい布など、扱いにくい素材は製作できません。)

Q.足に障害があり痛みがあるが、オーダーメイドならぴったり合ったハイヒールやパンプスを作れますか?

ハイヒールの靴やパンプスはもともとが歩くことに適した靴ではなく、見た目の美しさに特化したドレスシューズです。
健康な足の人でも、長くはいて歩くのには適していません。
まして、足にトラブルがある、痛みがある場合は靴のタイプやデザイン、素材や機能をしっかり熟考しなければ、さらに足に負担をかけることになります。無理なく履けるデザインの靴をご一緒に相談させていただきます。

Q.足が悪いのでなかなか合う靴が無く、オーダー靴を作りたいのですが、保険の適用で作れますか?

健康保険適用での靴製作に関しましては、昨年より適用が難しくなっております。詳しくはお電話でお問い合わせください。
障害保険のように資格が必要な保険の適用は出来ませんが、義肢製作所の紹介をいたします。

Q.オーダー靴をプレゼントにしたいのですが

 

ギフト券をご用意いたします。予算や条件など、詳しくはメールなどでお問い合わせください。

Q.完成までの期間はどれくらいかかりますか?

作られる靴の内容や時期や込み具合など、その時々で変わってきますが、現在の待ち期間を製作の流れページよりに記載しています。(春2月頃~5月頃までが多忙期です)
どうしても早く必要というような場合は、出来るだけ対応させていただきます。

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